バイク事故に遭われた方へ!

1 バイク事故の特徴

 静岡県内において,バイク事故は年間約3000件発生しており,負傷者は約3200人程度であり,死者は約20名程度です。

 バイク事故は,自動車事故の場合と違い,死亡や重度の後遺障害を負うことが多いものです。

 自動車は,車体が乗車中の人々の身体を守りますが,バイクは,ヘルメット, プロテクター以外に運転者の身体を守りません。

 たとえヘルメットを装着していても,頭部を強打すれば脳挫傷等で死亡することもありますし,命が助かっても高次脳機能障害の状態になることもあります。

 頭部以外に,胸部も,縁石やガードレール等の構造物に強打することにより,ろっ骨が折れ,それが肺や内臓に刺さったりして内臓破裂を起こすこともありますし,それ以外にも,手足を骨折したり,関節を脱臼することもあります。

 このように,バイク事故は,死亡や重度の後遺障害につながるのが特徴で,過失をめぐっても争いが起こり,バイクの運転者に重大な過失があるなどと主張されることも多いです。

 そして,バイク事故の場合,損害賠償額も高額になることが多く,損害保険会社による過失相殺の主張もシビアになります。

 しかし,バイク事故の場合も,自動車事故の場合も,損害賠償を算出する方法は何ら変わりなく,裁判基準によっていますし,過失も裁判所によって類型化されています。

 バイク事故で被害者が適正な賠償額を獲得するためには,事故直後からバイク事故に精通した弁護士に依頼することが肝要です。

 バイク事故の特徴を踏まえ,適切なアドバイスが弁護士からなされるものと思います。

 当事務所でも,バイク事故は多数取り扱っていますので,どのような治療が必要なのか,どのような検査が必要なのか,どのような診断書を作成してもらったらよいか等をアドバイスできます。

2 バイク事故で見逃されやすい傷害部位

 バイク事故で最も多い怪我は,大腿部の骨折です。

 病院では必ずレントゲンを撮影しますので,骨折が見逃されることはほとんどありませんし,治療が遅れることもありません。

 見逃されやすい怪我は,肩や膝などの怪我や頭部の外傷です。

 肩や膝の痛みを訴えても,レントゲンに骨折や脱臼の所見がなければ,単なる打撲として診断されることが多いものです。

 しかし,たとえ打撲だと判断されても,実際は,肩部の腱板が断裂していたり,膝の半月板が損傷していたりすることも,当事務所では多々経験しています。

 この場合,MRIを撮影してもらわないと,単なる打撲か,そうでないかは鑑別できません。

 適正な損害賠償額が認定されるかは,事故直後にMRIを撮影してもらうことにかかっています。

 事故後,時間が経過してMRIを撮影してもらっても,損害保険会社は腱板断裂などは加齢によって起こることも多いなどと,事故の因果関係を否定してきますし,又,それを支持する医師の意見書も必ず提出されます。

 このことは私どものよく経験していることですので,肩や膝の痛みが続くようであれば,なるべく早期にMRIを撮影してもらうよう,主治医にお願いしましょう。

 又,頭部の外傷ですが,この場合,レントゲンの他に,CTやMRIを撮影することが多いですが,この場合でも頭部の異変が見逃されることはありますのでご注意下さい。

 事故後に高次脳機能障害のような症状が出ている場合,それが一過性のものか,それとも本当に高次脳機能障害による永続性のものか,医師に精査してもらう必要があります。

 少しでも高次脳機能障害の疑いがある場合,高次脳機能障害に対応できる医療機関に転院する必要も出てきますので,主治医に遠慮することなく,他病院を紹介してもらいましょう。

3 早期に弁護士へ相談することの重要性

 バイク事故に遭い負傷したら,バイク事故の特徴やバイク事故特有の怪我に熟知した弁護士に,早期に相談する必要があります。

 バイク事故に精通している弁護士は,頭部外傷,腱板損傷,半月板損傷などの基礎知識は勉強し,知っています。

又,初期にどのような治療を受けるべきかも,経験上よく知っています。

 さらに,医師による適切な治療がなされていなければ,適時に判断することもできます。

 バイク事故では,損害保険会社から怪我の実態に合致しない主張がされることも多いですので,早期にバイク事故に精通した弁護士に相談し,その後の予想される損害保険会社の対応に備えなければなりません。

 今,裁判基準が定着し,どの弁護士でも損害賠償についての適切な主張はできますが,事故直後から医学的アドバイスができる弁護士はまだまだ多くはありません。

被害者や,そのご家族の皆様方は,交通事故医学に詳しい弁護士に相談することが必要ではないでしょうか。

4 当事務所のバイク事故への対応

 当事務所は,今まで多くのバイク事故を取り扱い,現在も多くの案件があります。

 当事務所では,適正な賠償額を獲得することを最大の目的としていますが,それにとどまらず,事故直後から被害者がどのような治療を受けるのが適切かとのアドバイスもしています。

それは,被害者の方々に一刻も早く職場に復帰してもらい,通常の日常生活を送っていただきたいからです。

不幸なことに後遺障害が残存した場合,主治医にどのような自賠責後遺障害診断書を作成してもらえば被害の実態に合致した後遺障害が認定されるのかを重視し,アドバイスすることにしています。

当事務所では,実力のある専門医に意見をお聞きしたり,意見書を作成していただく体制も整備しています。

静岡自賠責損害調査事務所の後遺障害等級認定が,後日の損害賠償額に大きな影響をもたらすことになりますので,より良い等級が認定されますよう,当事務所では最大限の注力をしています。

 当法律事務所は,静岡県内における被害者専門の事務所として,常時,研鑽していますので,安心してご相談いただくようお待ちしています。

 相談料は無料で当初から質の高いアドバイスを致しますので,安心してご相談下さい。

〒420-0839 静岡市葵区鷹匠1丁目5番1号 NEUEZEIT(ノイエツアイト)4S階 TEL.054-251-1348

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